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DATE : 02.05.14 | |||||
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◆STAGE-06『稲村ジェーン』(通常公開版)
ロケ地特定が一見容易なように見えて、実はやたらと大変な作品は、なかなか珍しいのではないでしょうか? 『稲村ジェーン』はまさにその典型と言えるでしょう。地名の一部がタイトルとして使用されていることから、通り一遍の作品紹介では「稲村ヶ崎を舞台にしている」と解釈されがちですが、実は稲村ヶ崎を使用したシーン は、数カットしかないんですよ。さらには撮影風景に映り込んでいる看板や表示板なども、全て架空のものに差し換えられているので、手掛かりとなるものがホントに見つけにくいんです。
そんなわけで、当初はドラマツアーズ第一弾として掲載されるべきネタだったものが、ここまでズレ込んでしまいました。しかしその間、情報提供者の皆様の協力もあって、なんとか記事として成立させることが出来ました。ロケ地特定補完率は、おそらく80%を超えたと思います。ここではその中から、代表的な風景を紹介していきましょう。まずはタイトルバックより『Mambo』のメロディーで始まるオープニング から。これはこの作品のロケ地ダイジェストとも言えるべき、様々な場所が使用されています。オープニングの果てに辿り着くのが、ヴィーナスのある弓ヶ浜 。実はここが、ロケ地のメイン舞台といっても過言ではないくらい大きなウェイトを占めています。サーフィン・シーンや砂浜風景は、ほとんどここでの撮影。それだけに湘南の海を知る人にとっては、ちょっと違和感があるかも知れませんね。![]() とても味のある建物として印象深いのが、ヒロシが住み込みで働く骨董屋『龍宝堂』 。この場所は建物もさることながら、まわりも非常に良いロケーションで、ジェーン以外の作品でも使用されています。建物といえば『金さんの屋敷』も強烈ですが、これは鎌倉では有名な由緒ある歴史的建築物なので、ご存知の方も多いと思います。この他にも『釈迦堂切り通し』など、作品中には湘南を代表するスポット がいくつか見受けられるので、それらを探してみるのも面白いかも知れません。ちなみにここ は、知ってる人には当たり前すぎてなんだと思うかも知れませんが、あまりにも当たり前すぎるが故に調査を怠り、発見が最後までもつれ込んだという、私にとって悔恨の場所でもあります。そして最後になりましたが、作品中で私が印象に残った風景 をピックアップしてみました。これはある意味、ヨコハマ買い出し紀行ファンの私としては、衝撃的な繋がりであると言えるでしょう。『ヨコハマ』を知らなかったら場所の特定が出来なかった、『ジェーン』を知らなかったら調査に執着が持てなかった、ということで、不思議なリンクでもあったわけです。残念ながら、どちらも今では消失風景。そこにギリギリで間に合ったというのも、なにやら運命を感じずにはいられませんでした。 ところで、これ以外の風景で、まだ紹介していない場所があるのでは?とお気付きの方もいると思われます。例えば横須賀の色街や、特に台風接近後の山道や精霊の樹のシーンなど。実はあれ、すべて東宝撮影所内の巨大セットなんですよ。このように、実在してない風景も多々あることが、調査の遅延に一層の拍車をかけたのです。
(1996年〜2002年03月12日/取材※現在も続行中)
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