テーマ別MAP分類の趣旨

 小網代の森は、その貴重な環境からこれまで多くの人々に愛され、守られてきました。そこにはひとりひとりの小さな想いから、志を同じくする団体としての大きな動きまで、さまざまです。それら個人個人、団体と団体等の間でその考え方や目的は異なるのかも知れませんが、その根底に流れているものは、きっと同じこと→「小網代の森が好き」という一言に尽きると思います。
 今回のテーマ別にMAPを分類した趣旨は、このような観点から、主義や主張は抜きに、各団体が小網代の森を純粋に愛した具体的事象とも言える「地名」への愛称をもとに、この森の様子をレポートしてみようという想いで構成しました。
 たいそうなことを書いてしまいましたが、文書として残存する資料が乏しいため、その説明には推測の域を出ないものも数多くあります。当時を知る方で、何か気付いた点、ご指摘などがあれば、遠慮なくお知らせ下さい。
 では、以下に今回採り上げた各団体の概要を列記しておきます。

<小網代保全をもとに発足された団体の系譜>
    1983年 『ポラーノ村を考える会』  会報「しろつめくさ」
    1986年 『小網代から学ぶ会』    会報「小網代通信」
    1990年 『小網代の森を守る会』   会報「小網代つうしん」 ※現在活動中

★小網代の森を守る会
 現在の小網代の森保全の中核を司る公式団体。というわけでこの団体の付けた名称が、小網代の森の中で一般的に通用する地名です。
 『小網代の森を守る会』については、この他のページでも断片的に紹介していますが、とにかく意欲的に自然観察を中心とした活動をしています。
 一般的なものとしては、「自然観察&クリーン」という観察活動と清掃活動をメインとして、「カニパト」・「道パト」・「花パト」など、その活動はまさに年間を通して展開されています。さらにはスタッフ間の学習会や、もちろん森の保全へ向けての運動などなど、その情熱にはホントに頭の下がる思いです。
 ※99年10月、『守る会』の方々の努力により、三戸小網代地区開発計画始動の一方で、小網代の森72haの保全が確定することになりました。

★ポラーノ村を考える会
 宮沢賢治の作品中に登場する伝説の広場(ポラーノの広場)を理想として引用し、芸術や生活技術、自然教育の場としての文化村を造り上げることを構想においた団体。小網代の森の魅力と開発の危機にいち早く気付き、行動した草分け的団体でもあります。
 彼等の発行した会報「しろつめくさ」では、要所要所に賢治の思想や引用文が見受けられ、このコンセプトをもとに、かなり熱心な活動を展開していたようです。そのため、彼らがこの小網代に付けた地名は、賢治世界に由来するものが多く見受けられます。
 なぜ三浦に賢治か?ということで当時議論を呼んだようで、今回もこのMAP紹介で疑問を抱く人もいるかと思われますが、三浦に「賢治の舞台を持ってこようとした」のではなく、この残り少ない三浦の自然地域に「賢治の考えを取り入れようとした」と考えると納得がいくと思われます。『ヨコハマ買い出し組』が、原作の世界をそのまんまトレースして地名を名付けているので誤解する人も多いと思いますが、この団体が小網代につけた名称は、それほど執着したものではないようです。

★ヨコハマ買い出し組
 え〜と、いちおう会としては確立していないので『組』としました(^_^;)。インターネット上ではアヤフヤながらつながっており、地名の呼称も大まかながら共通してはいるのですが、基本的には僕の想像上のオリジナルで構成されているので、参考程度に見てください。特に今後、小網代の森内部では、独自の名称が続出することになると思われます。
 上記2団体に較べると、ホントに大した活動はしてないですね。そのためにも、『森(入江)に来たら、ゴミを余分に持って帰ろう運動』を提唱しています。ヨコハマ・ファンの皆さん、よろしくねー!!



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